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第2話  

Author: ノリハニー
これまでの記念日には毎回、三ヶ月も前から準備を始め、フォトアルバムを作り、ビデオメッセージを録画し、彼の出張先の都市まで飛んで行ってサプライズを仕掛けたものだった。

けれど今、贈り物の箱は私がさっとゴミ箱に投げ捨てた。

くるりと背を向け、寝室に入るとバッグを手に取り、靴を履いて外出の準備を整えた。

新造はやや煩わしそうに私の腕を掴んだ。

「静香、真夜中にどこへ行くんだ?息子がまだ寝かしつけを待っているぞ」

「よくもこんなことを、新造」私は彼を見つめ、少し可笑しくなった。

「昔、私が真夜中に『どこへ行くの?』と聞いた時、あなたは『俺のプライベートに干渉するな』って言ったじゃない。今、私はもう聞かなくなったのに、あなたは逆に怒って、私の行動を詮索し始めたの?」

そう言い終えると、私はまっすぐにドアの方へ歩き出した。

「いつも通りわがままを言ってるだけだな!今夜戻って来なければ、二度と戻って来るな!」防犯ドアが背後で閉じる瞬間、彼の抑えた怒声が聞こえた。

その声には、私が失うことを恐れて必ず振り返ると彼が確信していることが滲んでいた。

しかし、私は歩みを止めなかった。目には嘲笑が溢れていた。

彼の目には、おそらく私はいつまでも彼なしではいられないピエロに映っているのだろう――

卑屈で、依存し、選択の余地などない存在だと。

だが、ピエロだって仮面に倦きる時が来る。

この結婚は、あまりにも窮屈に違いない。

ならば、私が舞台から去ろう。

「珍しいね、うちの希世の良妻賢母が、家で『王様』と『王子様』のお世話してないなんて?何かあったの?」カラオケボックスで、いとこがグラスを掲げて、からかうように言った。

「若いくせにおせっかいね。これから面白そうなことがあったら、私も誘ってよ」私は笑いながら彼女の肩を軽く押した。

いとこは「ふんっ」と吐き捨てた。

「家離れられるわけないでしょ、『王様』と『王子様』を放ったらかしにできるわけないじゃん」

いとこがそう軽くあしらうのも無理はない。新造と結婚してこの数年、私は自分自身を孤島のように生きてきた。

友達からの誘いには、いつも「今度ね」と答えてきた。

イーゼルにかかった未完成の油絵には、分厚いほこりが積もっている。

あの大好きだった書店にも、もう何年も足を運んでいない。

「うん、もう手放せる」私はグラスのお酒を一気に飲み干した。

彼らが私を手放せるのなら、もちろん、私だってできる。

午前3時、全身にお酒の匂いをまとって家に帰ると、新造は目に青黒いクマができ、リビングに座っていた。

スーツは漬物のようにしわくちゃで、ネクタイはゆがんでいる。

こんなみっともない姿は、結婚して5年で初めて見た。

私の姿を見ると、彼はほっと息をつき、口元をわずかに上げた。

「戻ってきたか、俺と新一なしではやっていけないって、やっと分かったんだな?お前も本当に意地を張って家出するつもりかと思ったぞ。俺なしではいられないなら、大人しくしてろ、分かったか?」

私は彼の隣に歩み寄り、座るとゲップが出た。

「静香、真夜中に外出して酒を飲んでたのか?誰と?」新造は眉をひそめた。

ふと、昔のことを思い出した。新造が深夜まで接待していて、私が彼の帰りを待ち、酒臭い彼を迎えた。

「仕事の付き合いだよ。いつもいつも細かいこと聞くなよ、いい加減にしろ」と彼はいつも嫌そうな顔で言ったものだった。

そして今、まるですべてが逆転して、彼が私を問い詰める側になったかのようだ。

新一が喧騒で目を覚まし、裸足で走り出てきた。

お酒の臭いを嗅ぎつけると、鼻をひそめて新造のそばに後退った。

「ママ、臭い!由里香おばさんはママと違って、いつもいい匂いがするんだよ、お姫様みたいに。

おばさんはケーキもアイスクリームも作ってくれるのに、ママはいつも怒ってばかり。宿題しろってうるさく言うし、これもダメあれもダメって。

毎日ブスってしてるし、今日は酒臭いまでする!」

私は彼らを見つめ、目は疲れきって感覚も麻痺していた。

十ヶ月と十日をかけて産んだ息子。この5年間、三千回以上も夜中にミルクを温めるために起きてきた。

この子、アイスクリームを食べると胃を悪くし、すぐに下痢をする。下痢をすれば必ず熱を出すのに……

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